12月は一年を締めくくる最後の月。
そして、新しい年に向けての準備の月でもあります。
楽しいクリスマスが終わった…と思ったら、慌ててお正月の用意をするのが恒例だったり…
年末は一日でも惜しい!という気持ちで掃除や準備をしていくわけですが、
ところで、「お正月準備」をしてはいけない日があるらしいって、皆さまご存じでしたか?
それは、12月29日です。
29日?なんか中途半端な日…?28日や30日や大晦日ではなく…?
どうして29日なのか、調べてみました!
正月飾りを29日に飾ってはいけない理由
お正月の準備というと、色々ありますね。
大掃除、年賀状、お正月の御節の準備…、各地方によっても特色はあるかもしれませんが、今回はオーソドックスな中から、「正月飾り」に注目してお話を進めます。
まず、お正月飾りというのは、新年を迎えた家庭に幸せを運んでくる神様への目印ということで玄関に飾るもののことです。門松やしめ縄がそうですね。
門松は、神様への目印。
しめ縄は、「清められ、神様をお迎え出来る場所」というしるし、だそうです。
これらは、29日に飾ってはいけないと言われています。
29日は、9がつく最後の日。
なので、語呂合わせで「二重苦」、「苦末」「苦立て」というのが連想され、縁起が悪いとされているのです。
ちなみに、お正月飾り以外でも、やってはいけないとされていることは、「夫の実家を訪ねて正月準備を手伝う」、「お世話になった人に挨拶をする」などがあります。
(夫の実家の場合は、その日に頼まれてしまったら、どうしようもないかもしれませんが…)
正月準備はいつまでに済ませるのが吉?
29日は縁起が悪いので避けなくてはいけない。
また、31日大晦日に飾るというのも「一夜飾り」と言ってダメなのだそうです。
神様をお迎えするのにたった一日しか正月飾りを付けないというのは、神様に対してとても失礼、ということになるのだそう。
門松やしめ縄に関しては、26~28日、少なくとも30日までには飾らなければいけないようです。
しめ縄は「清められている」というしるしなので、掃除はそれまでに済ませておいた方がいいようです。
大晦日に、慌てて掃除し始めても遅い、ということですね…大変!
12月29日に正月準備をしてはいけない本当の理由~まとめ~
いかがでしたでしょうか。
年が変わるのは、単にカレンダーが進むというだけでなく、大事な節目の時ですよね。
そして、日本では、お正月に因んだ風習を、大切にしてきました。
門松やしめ縄を飾るのも、29日が縁起が悪いと考えるのもただの昔の迷信…なんて思わずに、そういった物事を守っていくのも、大切だと思います。
今では、時間に追われて中々きちんと出来ないことも多いかもしれませんが、気を付けられることは気を付けて、気持ちの良いお正月を迎えましょう!