「冬至の日」のお風呂と言えば「ゆず湯」ですね。
冬至は、一年間で日照時間が最も短い日とされています。昔は「太陽の力が弱まる日」と言って、体を労わる一日と考えていたそうです。香りの強い柚子をお風呂に入れて邪気を払い、身を清める風習が今も残っているのですね。
今までゆず湯をしたこともない人も、興味が沸いてきたでしょうか?早速ゆず湯の作り方を見ていきましょう。
冬至に入るゆず風呂の作り方!ゆずの入れ方やタイミングは?
ゆずの入れ方は色々あるようです。
①丸ごと入れる
これは、よく見かける光景ですね。「ゆず湯」と言えば、ゆずが丸ごとお風呂に浮いている、という画が定番です。
浴槽の大きさにもよりますが、1つだけでは香りもそれほど感じないし、少し寂しいかもしれません。3~6個くらいが一般家庭の浴槽には丁度良い数でしょう。
逆に、香りがキツ過ぎるのは苦手…という人は少なめでOK。
②穴をあけて入れる
丸ごと入れるのは変わりませんが、フォークなどであらかじめ穴を開けておくと、より香りが強く楽しめます。ゆずのエキスも良く出てきて、より効果がありそうですよね。たくさん浮かべるより経済的かも?
③カットして入れる
こちらは、更により強くゆずの香りや効能を感じることが出来ます。ガーゼ状の袋に入れておけば、種や皮のカスなどで浴槽を汚す心配もありません。
ただ、肌の弱い方やお子様には刺激が強すぎるかも。その辺りは様子を見て調節してください。
入れるタイミングはお風呂を沸かして、お湯を張ったところで入れておきましょう。あまり早くから入れすぎるとゆず自体が痛むのが早くなります。
冬至のゆず湯の入り方おすすめは?残り湯は再利用できる?
入り方は、普段の入浴と変わりません。入る前にゆずを入れておくのはもちろん忘れずに(笑)
お湯の温度は38度前後が最適です。あまり熱すぎるとリラックス効果が薄まります。
ゆずにはリモネンとシトラールという香り成分がありますが、これが血行促進もするので体はよく温まります。お湯はむしろ熱すぎない方がいいですね。
〇残り湯は洗濯に
ゆず湯の香りが素晴らしかったとしても、もう一度追い炊きして入るのはおススメしません。ゆずは生物ですから、雑菌が繁殖しやすいです。衛生上良くないですし、風呂釜を傷付ける恐れもあります。
残り湯は、洗濯に使いましょう。リモネンは汚れを落としやすいので、すっきりと汚れがおちます。
ただし、黄ばむ可能性はあるので、普段使いのものの洗濯に使ってくださいね。
ゆず湯で柚子を入れるタイミングは?~まとめ~
ゆず湯は、ゆずをお風呂に入れるだけで簡単に出来ます。入れ方は、丸ごとだったり皮だけだったりと、好みに合わせて変えてくださいね。ゆず湯は「融通が利く湯治」という語呂合わせの意味もあるくらいなので、自分の好みで出来そうです。
ゆずの成分には、血行促進や、疲労回復、リラックス効果なども期待できるので、冬至の日限定じゃなくても、寒い日の入浴にはピッタリですね。是非お試しを!